2013年4月27日土曜日

食べモノのコト:凍み大根の煮物

岩手県産:凍み大根、鶏もも肉















こちらは、ただの煮物ではありません!!
凍み大根”という、極寒地域の伝統的な保存食を使った煮物で、

乾燥したヘチマのような大根をじっくり、
丁寧に時間をかけて優しく水分を戻すことが
凝縮された旨みを余すことなく味わえます。
昔、田植えの時期の昼食は、
冬の間に作っておいた“凍み大根”とおむすびが定番だったそうです!

”凍み大根”は、水を含ませたスポンジのよう。
噛んだとたん、凝縮された大根の甘みと煮汁の旨みが

口中じゅわ〜っ解き放たれます!!

今回は、人参、しいたけ、こんにゃくの他、
岩手県産の鶏肉が入り、旨みたっぷりの煮物となりました(^^)



---豆知識--- 
凍み大根(しみだいこん)














ALL手仕事!!
大根を熱湯で茹でて紐を通し、
真冬に寒風の当たる軒下等に干して作ります。
*イメージとしては
高野豆腐(凍り豆腐・凍み豆腐)の大根版で、同じ製法の保存食です!!

夜、気温が氷点下となると大根が凍り、
日中は太陽を浴びて解凍する…このサイクルを繰り返すことで
大根のもつ旨味栄養がじっくりと凝縮。

1ヶ月半~2ヶ月かけて乾燥させることで、
甘味を徐々に増すという、超スローな食材です(^^)

この時期、岩手県北の道の駅に行くと
色々なサイズの凍み大根が販売されています〜!
乾物ですので
、使う際には戻し過ぎにご注意下さい♪

   

料理: 2013/4/26 LIGHT UP NIPPON 東北食べナイト! Vol.2 にて

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