滝沢村の奥の奥にある、
岩魚の養殖を行う角掛養魚場。
訪問した日はあいにくの雨でしたが、養魚場に流れる水は濁ることなく、澄み渡っていました。
ここでは、通常は川から水をひくところ、
岩手山の伏流水を使って養殖を行っています。
その為、外気温に左右されることなく年間を通して水温が8~10度に保たれ、冷水で身が引き締まった質の高い岩魚になります。
まだ生後1ヶ月程の稚魚から、3ヶ月、1年...5年ものと、仕切られて養殖されていますので成長過程がよく解ります。
塩焼きや薫製としてよく目にするものは1〜2年もの。
お刺身にすると鯛と間違えるような美しさの岩魚は5年もの(鯉よりも大きい!!)。
(*岩魚の天然ものは寄生虫の危険性が高く、刺身で食べられるものは養殖ものです。)
手のひらよりも小さかったものが、こんなに大きくなるのか!!と感動しながら、
有り難く頂かなければ、という想いを改めて感じました。
川魚のお刺身は、美味しい...というイメージが無かったのですが、
(そもそも、食べられるのか...?と...)清流育ちの岩魚は、文句無しの美味しさ!!
驚くことに、本当に臭みが全くないのです!!
脂ののりもよく、鯛にも似た食感。
更に、添えられていたクレソンも、とても良いのです。
水の綺麗な所にしか生息出来ないクレソンにとっても、ここは極楽。
立派な茎、肉厚の葉のクレソンが群生しています!!
同じ水、空気で育ったものは、不思議な”調和”が感じられ、
より一層美味しく感じられます。
ごちそうさまでした!
養魚場には、ふきのとう、行者大蒜、ミズ、あけび、椎茸...
季節毎、様々な植物が顔を出します。
ここは雨の日でも、気持ちよい空気の流れる場所です。
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